我が家の4歳息子ほっけと2歳娘ひとでは只今パウパトロールのアニメにどハマり中。
そこでパウパトロールの映画を観てみました!
今回観たのは「パウパトロール・ザ・ムービー」です。
あまり映画をちゃんと観ることがなかった我が家の子どもたちですが、最後までしっかり観てくれました!
そしてよほど面白かったのかほぼ毎日観ていて、好きなシーンを繰り返し何度も観たりしています。
そんなパウパトロールの映画は、子ども向けと思って油断していましたが大人が観ても面白かったし感動しました。
今回は「パウ・パトロール ザ・ムービー」の映画についての情報や印象的だったシーンなどを書いていきます。
※ここからは物語の内容に触れていますので、未試聴の方はご注意ください。
パウパトロールとは?
アドベンチャーベイに住む10歳の男の子ケントと6匹の子犬パウパトロール。
アドベンチャーベイでトラブルがあればすぐにかけつける!
ワンちゃんたちそれぞれの個性を生かしてどんなトラブルもパウっと解決!していくお話です。
登場人物
映画情報
- 劇場公開日 2021年8月20日
- 上映時間 87分
監督…カル・ブランカー
脚本…ビリー・フロリック/カル・ブランカー/ボブ・バーレン
原案…ビリー・フロリック
音楽…ヘイター・ペレイラ
製作…ジェニファー・ドッジ, p.g.a.
製作総指揮…ロネン・ハラリー/アダム・ベーダ-/ピーター・シュレッセル
「パウ・パトロール ザ・ムービー」のあらすじ
アニメ版でもおなじみトラブルメーカーのライバール市長がアドベンチャーシティの新たな市長に!?
街中で混乱が起こる中、市民を救出するためにアドベンチャーシティへ向かうケントとパウパトロール達。しかしパウパトロールのメンバーのひとり、チェイスだけがアドベンチャーシティに行くことを拒む。
実はチェイスにはアドベンチャーシティで悲しい思い出があって…!?
過去を仲間と乗り越えてアドベンチャーシティのトラブルをパウっと解決できるのか?
映画の見どころ
キャラクターがアニメ版よりリアルに!
映画はアニメより気合が入っているのかキャラクターたちがよりリアルになっています。
パウパトロールたちの毛並みがフワフワしていてとてもかわいい!
ケントもアニメと少し顔立ちが違います。
わたしは初めてパウパトロールの映画を観て、初めこそはアニメ版との違いに違和感を覚えましたが、見始めてすぐ映像やストーリーに引き込まれてまったく気にならなくなりました。
音楽がかっこいい!
いろんなシーンで音楽が流れるのですが、音楽が子ども向けとは思えないくらいかっこいいです。
映像が迫力満点!
アドベンチャーシティでは新たなビークル(パウパトロールたちの乗り物)が登場するのですが、走行音とかがリアルでかっこいい!
特にチェイスがケントを助けに行く場面でポリスカーがバイクモードに変身してビルをなんとバイクで登ってビルとビルの間を決死の大ジャンプ!そのシーンの迫力がすごい!
チェイスの頑張りに思わず大人も泣ける
この映画では警察犬のチェイスに焦点が当てられた物語になっています。
始めはアドベンチャーシティに行くことに乗り気ではなかったチェイス。
実はチェイスは小さいころにアドベンチャーシティに捨てられた辛い過去があるのです。
ケントとはその時に出会ったみたいです。
ケントが「困っている人が待ってるから一緒に行こう。」と言って説得するも、
「あの街はすごく怖い。あそこに行ったら俺は弱虫チェイスになっちゃう…。」
と、弱気になるチェイス。
自信を無くしてしまって小さくなったチェイスの背中を見ると、思わず抱きしめてしまいたくなります。
しかしケントの「今は仲間がいるから大丈夫!」という言葉を信じて一緒にアドベンチャーシティに向かうことを決めたチェイス。
そしてアドベンチャーシティのトラブルを解決しようと頑張るも、些細なミスをきっかけにチェイスはそこから自信を喪失してしまい、人助けをするときに思わず動けなくなってしまいます。
他の仲間のおかげでその場はなんとか切り抜けたのですが、
ケントの「あとは僕たちがやるから君は少し休んでて。」という言葉に
チェイスは「ひどい!信じたのに!やっぱり俺は弱虫チェイスになっちゃったじゃないか!」と言ってみんなの前から姿を消してしまいます。
ケントはチェイスのことを気遣ったつもりだったのに、正義感が人一倍強いチェイスが人助けに失敗してしまい、さらにケントの言葉がチェイスにとって見捨てられたように感じて辛かったのかも…。
この場面の時に日の当たり方が、チェイスだけ陰になっていて、ケントや他のメンバーは日に当たっているのが、チェイスがトラウマを抱えていること表しているようで印象的でした。
しかし最後には新たな仲間のリバティの言葉や、ケントの励ましにより自分を弱い自分を受け入れて、信じることにしたチェイス。
そしてライバール市長のせいで街に大きな嵐が起きてしまい、パウパトロール達が人助けをする中、ケントに最大のピンチが訪れるのですが、それにいち早く気づいたチェイスが単身でケントを助けに向かいます。
そしてケントを助けようとするも、ミスをしてしまい危うく自分もピンチになりそうでしたが勇気を振り絞りケントの所へ必死に救出に向かう!
もう…泣ける…。
ここでわたしの涙腺が崩壊しました。
仲間に助けられ、ケントの言葉に励まされ、最後には自分を信じトラウマを克服して、無事にケントを助け出すことができたチェイス。
このチェイスの頑張りに思わず大人も感動してしまいます。
スカイがかっこいい!
アドベンチャーシティ最大のトラブルの嵐が起きる原因となったのが雲を吸い取るマシーン「クラウドキャッチャー」。
それをライバール市長が、「雨が嫌だ。」という理由でお天気研究所から奪ってメチャクチャな使い方をして壊れたのがきっかけです。
もともとこのマシーンは研究用に使われていて、ただ晴れにするために使われるものではなかったのに、ライバール市長が「市長」という権力を使って研究員から奪ってしまったのです。
研究員は何度も「こんな使い方をしたら大変なことになる!」と訴えていたのですが、ライバール市長は聞き入れません。
結局マシーンは雲を吸い取りすぎて暴走してしまい、リモコンも壊れてしまってどうしようもありません。
研究員はパウパトロールに助けを求めるも、マシーンは遥か空の上。
するとスカイが「わたしならなんとかできるかも。」
と言ってフライングヘリに乗り、ひとりでマシーンのところに向かいます。
マシーンと対峙して「わたしと勝負よ!」と言うスカイ。
最初にネットを発射して確保しようとするも失敗。
危うくスカイも墜落するところでしたが、なんとか立て直し最終手段!
「まだ作戦はある!」と言い、なんとフライングヘリごとマシーンに突っ込みむ!
自身はギリギリのタイミングを見計らってヘリから脱出してマシーンを爆破!
スカイかっこよすぎでしょ。
スカイはアニメ版から思ってたけど本当に仕事ができる女子。しごでき女子。
そしてスカイのパウパックにはジェット機のような機能が備わっているので、そのまま地上にビュビューンとひとっ跳びで着地します。
このシーンのスカイが爽快で観ていて気持がちいい。
スカイは唯一、フライングヘリで空を飛べるということもあり、パウパトロールの中で特に活躍していたと思います!
新しい仲間リバティも活躍!
「パウパトロール・ザ・ムービー」では新たな仲間、リバティというアドベンチャーシティに住む女の子のワンちゃんも登場!
なんと声優を務めていたのは安倍なつみさんでした。
わたしは昔モーニング娘。が好きでよく歌も聴いてたのですが気づかなかった…!
「あたりきしゃりき~」や「あり寄りのありでしょ!」という口癖でとても元気いっぱい。
アドベンチャーシティは庭のようなもので、ケントたちが出動する際に渋滞にハマってしまった時も抜け道を案内してくれたり、チェイスが連れ去られた時も、自身の情報網を生かしてチェイスを探すのを協力してくれたり、大活躍!
子どもたちが好きなシーン
アドベンチャーシティに向かう道中の車内ではワンちゃんたちが音楽に乗って踊ったり、持参したおやつにガブっと飛びついて食べたりしていて、子どもたちも真似していました。
チェイスを助ける時に、ラブルが壁に思いっきりドリルで穴を開けて「ぶるっと助けたる~!」というシーンが好きみたいです。その時に流れる音楽もかっこいい。
ライバール市長がちょいちょいパンツ丸出しになるシーンがあるのですが、子どもたちは大爆笑でした。子どもってこういうの好きですよね。(笑)
ライバール市長はアニメ版よりヤバい人になってた
アニメ版を見ていた時からライバール市長ってヤバいな…と思っていたのですが、映画ではさらにヤバい人でした。
ライバール市長といえばなんといってもトラブルメーカー!
映画の中でもしっかりトラブル起こしていました。
こんな感じで街の人を危険にさらすことしかしてない。
下手したら最悪な結末になりかねないです。
しかしパウパトロールたちの活躍のおかげで街のみんなは無事に助け出され、最終的にケントやチェイスにも怒られていました。
エンディングではしっかり牢屋に入れられていたライバール市長。
ケントについての感想(ほんとに10歳?)
ケントはプロフィールによると10歳の男の子なのですが、アニメを観ているとわたしが思っている10歳とはだいぶ違う。
わたしはパウパトロールのアニメを全部見たわけではないのでもしかしたら、どこかで説明があったのかもしれませんが、ケントにはたくさんの疑問が…。
とか、考えたらキリがありません。
それは映画版でも変わらずで、相変わらず運転もするし、新しいパウタワーやビークルを作るしどんなトラブルもパウっと解決するケントはすごい。
見れば見るほどケントが何者なのかわからなくなりました。
チェイスとの絆
ケントがいまいち何者かはわからないのですが、司令塔としては超有能なので、パウパトロールたちとの信頼関係もすごい。
チェイスが自信喪失してみんなの前から立ち去りそのままライバール市長の手下に捕まってしまい、仲間により助け出した後にケントはチェイスをある場所に連れていきます。
それはチェイスが幼いころに捨てられて、恐怖と不安の中走っている最中に車に轢かれそうになってしまった交差点です。
そこでケントに助けられ出会ったのですが、チェイスにとっては辛い思い出があるので、「なんでここに連れてきたの?」と聞きます。
「ここはチェイスにとって辛い思い出もあるけど、いい思い出だってあるはずだ。」
ここでチェイスはケントと出会えたもんね…。
ケントは「君はここでひとりで必死に闘ってきた。」と言うと
チェイスは「それで俺に同情してくれたんだよね?」
と答えるとケントはすかさず、
「違うよ!僕は君のことを可哀相と思ったんじゃない。君が誰より勇敢だから一緒に居たいと思ったんだよ。」
と言いました。
ケントーーーー!!!
チェイスに度々優しい言葉をかけるケントにウルウルしてしまいます。
あと、チェイスが最初の任務の時に失敗してしまってビルから宙ずりになってしまった場面で、降りる時にケントが優しくチェイスのことを受け止めるシーンが好きです。かわいい。
吹き替えと字幕の違い
市民を救うためにアドベンチャーシティに向かったケントとパウパトロール達。
アドベンチャーシティに到着するとすでに新しいパウタワーができていた!
めちゃくちゃ高いビルだし設備もハイテクになっていてビックリだけど、それよりもお金は?いつの間に作ったの?(笑)
スカイが「こんな立派なビルどうしたの?」とわたしたちが思っていることを聞いてくれました。
すると吹き替え版のケントは「普段からパウパトロールを応援してくれるみんなのおかげだよ!」となんかふわっとしたことを言っていましたが字幕で見ると、
「パウパトロールの公式のグッズがバカ売れした。」と思いっきり言っていました。
バカ売れしたとしてもこんなすごいビル立たんやろ。
アニメでは見たことがないブラックケント現る
アドベンチャーシティで起きた嵐によって街中の人たちが避難する中、ライバール市長だけは自分の住む高いビルの最上階にいました。
このままだとライバール市長が危険なのでケントがひとりライバール市長のいるビルの最上階にエレベータで向かいます。
しかしケントがライバール市長に「ここにいたら危ないから一緒に避難しましょう。」と説得するも、ケントの言うことを聞かないライバール市長。するとここで停電してしまいます。
しぶしぶライバール市長が説得に応じ、ケントとエレベータに乗ります。
するとケントがエレベータの上の蓋を開けてエレベーターを動かそうとします。
「あなたとは仲良しではありませんが、これは決して仕返しじゃないですよ。」
と、なんかいきなりケントが言い出して、ライバール市長とわたしは(なんだ?)と思ったらエレベーターを動かすスイッチを思いっきり引っ張るケント。
そのおかげでライバール市長を乗せたエレベーターは物凄いスピードで地上に落ちていきます。
ケントが「ちょっとスッキリしたかも♪」と言うセリフを吐いてすかさず、
「1秒、2秒、3秒、4,5…」と数えたタイミングでスイッチを停めると地上ギリギリでエレベーターは止まります。
あまりの突然の出来事に固まるライバール市長。
ケント…そんなことできるんか…(笑)
アニメ版では仕返しなんて言葉知らなさそうなくらいに聖人キャラだと思ってたのに。
ライバール市長によっぽどストレス抱えてたんやな。
まぁあれだけトラブル起こされたら仕返ししたくなるわ。
アニメ版ではめったに見られない人間らしいケントを見られておもしろかったです。
ちなみに吹替えでは「あなたとは仲良しでは~」の部分が、字幕だと「あなたのことはキライですが、」とはっきり言っています。
正直でよろしい。
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