少し前に家族でトヨタ産業技術記念館に行ったのですが、いろいろあり有料エリアまでは入場できなかったのでリベンジしてきました。
前回のことを簡単に説明するとこんな感じ。
子どもたちが散り散りに走り回るので大変でした。(主にひとでちゃん。)
去年も4人で行ったのですが、ひとではまだよちよち歩きだったので無事に館内を見学できたのです。
しかしあの時よりパワーアップしたひとでは走り回り(ベビーカー乗らない、足めっちゃ速い。)、見学どころじゃなかったので無料エリアをウロウロして早々と撤退しました。
ノリタケの森やノリタケのイオンの近くにあるので、自動車や繊維に興味のある方はぜひ行ってみてください。
トヨタ産業技術記念館はどんなところ?
- トヨタがどのように始まったかの歴史が学べる。
- 自動車がどのように作られているか機械が動く様子が間近で見られる。
- 本物の車が展示されているので車が好きな子どもも楽しめる。
- テクノランドという遊びながら学べるエリアが大人も子どもも楽しめる。
- 比較的安い入館料で広い館内を楽しめる。
朝9時30分に到着!もうすでに行列が…
駐車場は無料で220台停められます。
日曜日なので、混雑すると思い開館時間(9時30分)に行きましたが、すでにチケット売り場に行列ができていました。
春休みなのと、来月から入場料が値上げするからかなぁ。
チケット売り場は正面入り口から入るとすぐです。
写真左の券売機のところは、現金しか使えないみたいなので比較的空いていたのですが、写真右のチケット売り場は電子マネーやクレジットカード団体割などが使えるのですごく並んでいました。
ほっけも大人しく並んでくれたので、入場券買えました。
ちなみにこの日はひとでちゃんがお熱があったので、息子のほっけと夫のくじらふたりでリベンジしてきました。
しばらくひとでは一緒に行きたいと怒ってました。
館内マップ
パンフレットに載っている館内マップです。
マップを見てわかる通り館内は結構広いので、じっくり見学してテクノランドも入れれば丸一日は楽しめると思います。
テクノランドとは?整理券は入場したらすぐにもらいに行こう!
テクノランドは機械の原理や仕組みをゲーム感覚で、体感・理解できる学びのスペースです。
整理券のもらいかた
こちらは入場券+整理券が必要となります。
前回はお昼過ぎに行ってテクノランドの整理券がなくなってしまったので、今回は開館と同時に入り、すぐに整理券を取りに行きました。
テクノランドはチケット売り場のすぐ近くにあります。
なんとか整理券ゲット!
30分間テクノランド内で遊べて、総入替制です。
11時30分頃にはテクノランドの整理券はなくなってしまったそうです。
テクノランドは人気なので絶対に行きたいなら午前中に行き、先に整理券をもらうのがおすすめです。
お昼を済ませてから整理券に書いてある時間に行き、ほっけもいろいろ体験してきました。
テクノランド内のゲーム紹介
テクノランドには大人から子どもまで楽しめるゲームがたくさんあったのでほっけの体験も交えつつ紹介していきます。
ウォータージェット・シュート
水鉄砲みたいになっていって、光る的を狙い撃ちにします。
これは水で糸を飛ばすウォータージェット織機の原理を使って的を狙うゲームです。
去年行った時にわたしもやったことがあるのですが、大人もついつい夢中になって遊んでいました。
エアジェット・リレー
エアジェット織機は、噴射された空気の力でよこ糸を運びます。これはその原理を使い空気を噴射し糸に代わるボールを運ぶゲームです。
青く光っているときにタイミングよくボタンを押していくのですが、連続で成功するとリズムが速くなるので、4歳のほっけにはまだ理解できなかったみたいです。
わたしはシャトル
横糸(ベルト)を縦棒に繰り返し通すことで、カラフルな織物ができます。
これは4歳のほっけでも理解できていましたが、1つの色で満足したのかすぐに飽きてしまいました。
テクノサーキット(身長120㎝以上)
これは「ほっけもやりたい」と言っていたのですが、ほっけの身長が100㎝なのでやれませんでした。
身長が伸びたらまた行こう!
機織りマシーン
ふみ車を足で回すと布織りが進みます。布織りの三要素である、開口・よこ入れ・筬(おさ)打ちが繰り返され、その様子が大スクリーンに映し出されます。
(同時に二人まで体験できます。小学校入学前の子どもは保護者同伴。)
夫のくじらが「これやろう」と言ったみたいですが、ほっけは「怖いからいやだ」と断られたみたいです。確かに暗くて狭い場所でドラムが回転する仕組みなのでそれを見ていたからか怖かったのかな。
風に向かって立て
空気抵抗は風を受ける大きさや形によって変化するので、姿勢を変えることによりどのような変化するか体験することができます。
風速がだんだん強くなりますが、もし怖くなったら安全地帯という風が当たらない場所があるのでそこに避難することができます。
(小学校入学前の子どもは保護者同伴。)
動きを伝える見本箱
機械に目的の仕事をさせるとき、動力を伝える・変換する仕組みの基本はギア、カム、リンクなどです。自分の手で動かしながら観察できます。ほっけも一生懸命回したりしていました。
リズムピストン
自動車のエンジンは燃料と交じり合った空気をタイミングよく爆発させないとスムーズに回せません。タイミングよくボタン操作をしてエンジンを回します。
ピタっとブレーキ
自動車のブレーキは摩擦の力で車輪を止めるので、その仕組みを学ぶことができます。
構造的にはドラムブレーキとディスクブレーキの2種類あるので、自分の手で止めることで構造の違いと摩擦熱を体感することができます。
ミッションでミッション(身長110㎝以上)
低速用のローギアと高速用のハイギアをタイミングよく切り替えて進んでいくゲームです。
樹氷を作ろう
自動車のエアコンの仕組みを利用しています。自転車を漕ぐとケースに入っている「樹」が冷やされ樹氷のように霜が付きます。
柄織りベンチ
よこ糸とたて糸を規則正しく交差することで、平(ひら)・綾(あや)・朱子(しゅす)などの組織になります。ベンチでは組織織りの他に柄織りにもチャレンジできます。
中にはほっけの身長が足りなくてできなかったのと、時間が足りなくて全部はできなかったのですが、他のゲームも楽しそうでした!
子どもが学べるエリアになりますが、大人も楽しめると思います。
トヨタはここから始まった!~繊維機械館~
繊維機械館はチケット売り場からエントランスロビーに入り、その先にあります。
こちらは大正時代に建てられた繊維工場で、柱や梁、赤レンガの壁をそのまま使用しているようで、当時の雰囲気を体感でき、糸紡ぎや機織りを学ぶことができます。
中はかなり広いです。
スタッフの方が実演もしてくれます。
昔はこうやって手作業だったのに今は機械でできるから、技術の向上がすごいですね。
わたしはトヨタがもともとは繊維工場から始まったのを、ここで初めて知りました。
車がいっぱい!動く機械が大迫力!~自動車館~
自動車館は繊維機械館から順路に沿って行くと行けます。
自動車工場の生産機械を間近で見ることができ、本物の機械が動く様子や、様々な車を見学することができます。
こちらもかなり広いです。
車もたくさん展示されていて、ほっけも大興奮!
高級車を前にドヤ顔で写真撮ってました。
ボタンを押すと、機械がどのように動いて車が作られているか学ぶことができます。
本物の機械が動くのでどれも迫力がすごいです。
今では当たり前のように乗っている自動車ですが、昔は手作業で作るのも大変だっただろうなぁ…。
というか車を作るのもすごいけど車を作る機械を作るのもすごい。どうやって設計しているんだろう。
たぶん聞いたとしてもさっぱりですが。(笑)
ミュージアムカフェ
今回はせっかくなので、ミュージアムカフェを利用してみることにしました。
ミュージアムカフェは蒸気機関の近くにあります。
食事ができる場所は、全て無料エリアにあります。
メニュー表はこちら。
ほっけが好きなナンとキッズカレーとホットドックを頼み、ふたりで食べたそうです。
他にもレストランがあります。
こちらはミュージアムカフェよりちょっとお高いが美味しそう。
お弁当などを持ち込んで食べるスペースもあります。
利用時間は11時~14時と決められています。
こちらはミュージアムカフェの向かいにあります。
その他
休憩スペース
自動車館の入り口あたりにちょっとした休憩スペースがあり、絵本などが読めます。
ここは有料エリア内です。
ほっけも好きな車の本を見ていました。
蒸気機関車
こちらは無料エリアの場所にあります。
時間で機械が動きます。
パートナーロボット
こちらも時間でロボットがバイオリンを演奏してくれます。
前回わたしが演奏を聞いた時はちょっと失敗していて可愛かったのですが、今回夫が聞いた時はちゃんと成功していたみたいです。やるじゃん。
ミュージアムショップ
こちらも無料エリアで、南入り口近くにあります。
グッズなどのお土産を買うことができます。
すぐそばにガチャガチャがあるので子どもがやりたがり、抜け出せないゾーンです。
図書室
こちらも無料エリアで、2階にあります。
南入り口か、東入り口から入ると階段とエレベーターがあるので、そこから上がれます。
トヨタ産業技術記念館の情報まとめ
トヨタ産業技術記念館のアクセスや入場料などを簡単にまとめてみました。
所在地
名古屋市西区則武新町4丁目1番35号
公共交通機関
- 名鉄
名古屋本線「栄生駅」下車、徒歩3分 - なごや観光ルートバス「メーグル」
名古屋駅バスターミナル11番乗り場『なごや観光ルートバス「メーグル」』乗車
「トヨタ産業技術記念館」(敷地内)下車すぐ - タクシー
「名古屋駅」から5分
車で行く
- 名古屋高速6号清須線「明道町出口」から5分程度
- 名古屋高速都心環状線「丸の内出口」から10分程度
- 駐車場 無料
- 乗用車 220台
- バス10台
開館時間
午前9時30分~午後5時
(入場受付は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
入場料
*2024年3月24日現在
- 一般
- 大人 500円
- 65歳以上 300円
- 中高生 300円
- 小学生 200円
*2024年4月1日~
- 一般
- 大人 1000円
- 65歳以上 650円
- 大学生 500円
- 中高生 300円
- 小学生 200円
*小学生入場無料期間
名古屋市立の小学校の春・夏・冬休みは小学生の入場が無料になります。
見学方法
予約なしでも、当日入場券を購入すれば入館できます。
ただし、テクノランドは入場券+整理券が必要なので、テクノランド前で配布されている整理券をもらわないと入れません。(ネットや電話による予約はできません。)
テクノランドは時間帯を区切って、総入替制なのでひとり1日1回のみ入場できます。
一部、身長・年齢制限があります。
展示場を案内するガイドツアーもあります。
当日展示場入り口に申し込みすれば、オペレーターによるガイドツアー(繊維機械館・自動車館各45分)が無料でできます。
団体・学校行事で来館される方は予約をおすすめします。
実演時間情報
実演(定時)
◎環状織機(5分)
豊田佐吉が1906年(明治39年)に発明した独創的な織機で、回転円運動により布を織りあげます。
実演時間|9:55/11:25/13:25/14:55
◎蒸気機関(5分)
1941年(大正3年)に設置されたものと同じスイスのスルザーブラザーズ社製蒸気機関車です。
実演時間|11:00/14:30/15:30
◎パートナーロボット バイオリン演奏(5分)
2014年6月に演奏を開始しました。繊細な指使いと腕の動きで人のように演奏できる、二足歩行型のパートナーロボットです。
実演時間|11:10/13:20/14:40/15:40/16:40
◎鋳造(10分)
溶かした金属を型に注いで凝固。実演では小型のアルミシリンダブロックを作ります。
実演時間|11:30/14:20
◎鋳造(10分)
常温または加熱した金属材料を金型で加圧、変形させる加工方法。実演ではコンロッドのミニチュアを鍛造します。
実演時間|9:40~16:30(10分間隔で実施)
◎切削(10分)
フライス盤とボール盤を用い、アルミシリンダーブロックの平面削り、穴あけを行います。加工体験もできます。
実演時間|10:50/14:50
◎テクノライブショー(15分)
繊維機械や自動車に使われている原理や機構、製造方法などのいくつかのプログラムを子ども達にも分かりやすいように実験や体験を交えて解説します。
実演時間(土日祝日のみ)|11:30/14:00/16:00
実演(随時)
◎糸紡ぎ
糸車を使って、綿から糸を作る糸紡ぎ作業を実演します。
◎ガラ紡機
日本独自の技術でつくられた紡績機。水車により駆動していた動力式ガラ紡の実演です。
◎近代紡績機械
西洋の技術を改良した1950年代の紡績機械を展示。原綿から糸ができるまでを工程毎に解説します。
◎木製人力機械
1890年(明治23年)豊田佐吉は片手で簡単に操作できる人力織機を発明。生産性と品質を向上させ、初めて特許を取得しました。
◎G型自動織機
1924年(大正13年)豊田佐吉により世界最高性能の「無停止杼換式豊田自動織機(G型)」が完成。特許を取得した工夫点についても解説します。
◎現代の織機
電子ジャカードエアジェット織機が複雑な絵柄の布を織る実演などが見られます。
◎1930年代の鍛造工程
1930~1940年代の鍛造が見られます。当時は部品も1個ずつ手作りしており、作業者の高度な技と工夫が必要でした。
◎600トンプレス
型交換時間を大幅に短縮したクイックダイチェンジ(QDC)をみられます。これにより一設備でも多種生産が可能となりました。
トヨタ産業技術記念館に行った感想
今回ほっけとふたりで行った感想を夫のくじらに聞いてみました。
やっぱりほっけだけなら、お出かけしやすいみたいです。
ここにひとでちゃんも加わると大人ふたりいても大変。(笑)
くじらはほっけとふたりでたまにお出かけするのですが、ごはんを食べる時ひとりで上手に食べられるようになったなぁ…としみじみしていました。
去年4人でトヨタ産業技術記念館に行ったとき、テクノランドの機織りマシーンというゲームがほっけ的には少し怖くてできなかったのですが、この日も「ちょっと怖い」と言ってできなかったそうで、そこは変わらず慎重派なほっけでした。(笑)
ほっけは車が好きなので、展示されている車や機械が動く様子を見るだけでも楽しそうでした。
子どもが大きくなってもまた違った目線で楽しめるので、改めてまた家族で行ってみたいです。
おまけ
なんか気付いたら子どもが英語覚えてた話。
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